家づくり雑感

同世代の人達の家づくり、サラリーマンの家づくりを応援したい。そう願いつつ家づくりに携わり始めて10数年。「子育てを楽しむ空間を大切にしたい。」「自分のライフスタイルに合った家がほしい。」「限られた予算でも暮らしの器にこだわりたい。」いろいろな人達と出逢い、それぞれの生き方や価値観と素直に向き合い、さまざまな思いを温め合いながら、ちょっとした夢を実現していく。そんな夢が形となった家で、生活が展開していくこと。それが私たち設計者の喜びです。

素材の質感を感じられる家、柔軟な空間づくりを、これからも続けていければと思います。そして、住み手の暮らしの変化に応じて、家が成長し続けるのを見守っていけること。それが私たちの楽しみです。

最近、古い民家の再生の仕事が二件完成しました。一つは百年以上の風雪をへた茅葺きの家。設計に二年、工事に一年かけてやっとできた建物を裏の畑からぼーっと眺めながら「いったいどこが変わったんだろう」とふと思いました。

もともとの家のかたちが美しかったから、それをなんとか残したいの一念からのスタートでしたが、できあがった建物が以前のようにそこに溶け込んでいる姿に、自分達はいったい何をしたのだろう?

あるがままの姿。
見渡すとまだまだ心引かれる古い建物の多いこと。
再生と言う手法でまだまだ、生まれ変わる事が可能かも!
そんな思いの実例を少しだけ、本にのせました。「空間創造 PART 5」です。よろしかったら御覧下さい。